居宅整理をしなくてはならなくなりました。
妻の母親が今年の3月に亡くなり、初めてのお盆を迎えました。
これから実家の整理をすることになるのですが、課題は盛りだくさんです。妻の実家からは県を跨いでいますので、ふと行きたい時に行ける距離ではありません。数ヶ月に一回のペースで帰省しているので、整理も今のところはその際に行います。
衣服整理から開始
妻の実家ですので、思い出もいっぱい詰まった家だと言っています。
家にあるものは、一つ一つが昔を思い出して懐かしく思うものだと思います。その中で必要な物とそうでない物を仕分けするのは「思い切り」や「判断」を求められることが多い「仕事」だと思います。
その中でも「衣服の整理」は比較的簡単な部類です。妻にしても、自分自身の服ではないし、服自体は流行や体型の違いもあるために再利用そのものがなかなか難しいからです。親の服を着用する予定が無いならそのまま捨てるべきだと思います。
着物(特に礼装)などは着用する機会もあるかもしれません。流行もそれほどありませんし、買えば高価なものだからです。(和服はそういった点で洋服よりも優れている点がありますね。)
衣服は普通のゴミでも処分が可能ですので、帰省の都度整理していこうと考えています。しかし、なにぶん量が膨大ですので地道な仕事になりそうです。
本の整理(整理品の中でも難度が高くなります。)
「本の整理におすすめのツール」
妻の父親は読書家だったようで、様々な種類の本が100冊以上はあります。それらはどのようにするかと考えていますが、僕自身は「メルカリ」で販売できるものは売れば良いと考えています。僕自身の部屋も「メルカリ」を使って本を減らしました。本は自分自身の知識の「糧」になる大事な要素だと思っています。だけど、場所を取るという意味ではかなりの容量がある物体でもあります。
「電子書籍がオススメな理由」
僕自身、本については「Kindle」で電子書籍を購入しています。たまに実物の本を購入した方が読み易い場合は書籍を購入することもありますが、ほぼ電子書籍です。
好きな時に好きな場所で、空き時間にもすぐに読書することが出来るので電子書籍にしてよかったと感じています。実物の本を持ち歩くと嵩張りますし、重いですからね。重さを感じない「電子書籍」を活用できればいつでも、どこででも好きな本を読みたいタイミングで読むことが出来るようになる便利グッズです。
元々リべ大の両学長がそうしていると話されていたので、それを習ってみたら好結果でした。自分の前を走っている人の模倣をするのは大事だなと感じています。周囲を見渡しても同じで、参考になる人の模倣をすると自分自身のクオリティも上がって、それが自分の力になってくれます。
昔は家具を購入するといえば「タンス」だったんだろうなあ。
「家具の整理は相当大変です。」
これはかなり時間と労力を要する仕事だと感じています。僕の実家にも箪笥が5体あるのですが、今から「ゾッと」しています。
妻の実家はいわゆる「箪笥」が8体あります。今の住宅では考えられませんよね。まずその箪笥自体が「売却」出来るのか、「処分」扱いとなるのかを調べることからスタートになると思います。
今の時代箪笥は価値あるものではなく、家族の懸案事項になるようです。桐箪笥もあって、独特の良い香りがするんですけどね。それでも大変なものを残してくれているなあと悩まされます。
土地や居宅を相続する時に気をつけるポイントがあります。
妻の実家以外に、正面の土地と隣の市に田んぼが230坪ほどあります。
正面の土地については売却予定で考えています。たぶん姉妹のどちらかが家を建築してほしいという願いを込めて買っていてくれた物だと思います。しかし、妻は僕の自宅があるし、同じ市内に住む義姉もその予定はなく、今後も更地のままで置いておくことになるので母親が亡くなって1年経過してから売却し、売却代金を姉妹で等分に分けることで、口約束の合意に至りました。
身内だからと言って甘く見るととんでもない目に合うかも。
最初は、更地を義姉、父母の土地建物を妻にしてはどうかと義姉から言ってきました。流石に背筋が凍る瞬間でした。
更地なら売却容易で、その資金を義姉一人で得る。実家は管理だけを妻がする。その提案を受け、即座に返しの提案を行いました。それは持分二分の一ずつで相続することです。僕が金融系の仕事をしていることもあり、義姉への説明は僕が行いました。それにしても、つくづく姉妹といえど油断は禁物だと感じました。
その時に思ったのですが親の死後、相続資産の配分が決まるまでは時折会って話をしておくことが非常に大切だと感じました。電話でも真意はなかなか伝わりにくいですし、「LINE」だと「言葉」を文章で打つだけになるのでお互いの「声のトーン」から推察される本気度などを押しはかることが出来ません。
金融機関の数はそんなにいらないです。
今回あらためて、預ける金融機関の数について考えさせられることがありました。
妻の母親は5つの金融機関に預貯金と保険があったのですが、5つといえば大体の方はそのくらいの口座を持っていると思います。でも、今回手続きをしてみて率直に感じたのは「5つでも多いなあ。」ということです。
「相続手続き開始」
①それぞれの金融機関に直接行って亡くなったことを申し出する。
②どのような取引が実際あったのかを調べる。
*金融機関によっては通帳を持っていないとまず、「どのような取引があるのか。」ということから調べないといけなくなり、その後から「相続手続」をするという、二度手間な段階を踏む必要があります。
自分のところの金融機関にデータが残っているはずなのに、何と面倒臭いことをするもんだと思いましたが、そうしないと相続が進まないので仕方ありません。金融機関によっては通帳の有無に関わらず手続きを進めてくれることもありますので一概にどの金融機関をお勧めするかはここでは決められないです。
「金融機関はよくルール変更をします。」
金融機関のルール変更はよくあることですし、それを主軸に金融機関の選択をすることは本質からはズレていますからね。
より良いサービスを受けれること、もしくは自分の生活スタイルに合った金融機関の選択をすることが重要なことは言うまでもありませんね。
自分自身に置き換えると、今は金融機関が6つ、証券会社が4つあリ、今後まとめれるものはまとめて、減らして行ったほうがいいなと思いました。
今は自分自身でも把握できますが、後々のことを考えていくと多いことが決して良いことでは無いなと妻の相続手続きを通じて感じました。今後は本当に便利だと思える金融機関と証券会社への「選択と集中」を行っていきます。
自分自身で今からでも出来る相続対策は?
身の回りを整理しておくことで、後に残された人たちの手間を減らしていくことが「終活」なのかなと思います。それは老いてから始めるのではなく、元気なうちから実行していかないと行動力が付いてこないと思います。
元気なうちに相続人全員に自分の意思を伝えておくことを放置し、そのまま亡くなった場合に残された「相続人」が相続資産の割り振りを判断していくのは困難だと思います。それが原因となって「争続」に発展するケースが殆どだと思いますし一度そうなってしまったら「家族」の関係を修復するのはしばらく無理です。
勇気を持って「相続人」たちに自分の考えをはっきりと意思表示することが、全員が納得できるおすすめの相続資産配分方法です。
また、相続についてはお話ししていきます。
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