今、私が加入している企業型の確定拠出年金があります。
4つの資産に分散しているのですが、
①三菱UFJ外国株式インデックス 53% 1,995,647円(取得金額1,407,124円)評価益588,523円
②日興TOPIX日本株式 36% 1,341,161円(取得金額1,331,048円)評価益10,113円
③ダイワ DC外債インデックス 8% 294,440円(取得金額284510円)評価益10,113円
④野村新興国株式インデックス 3% 129,349円(取得金額128,987円)評価益362円
といった資産配分をしています。
尚、毎月積み立てのバランスとしては、
①②が35%、③④が15%の配分です。
少し日本株が多めなのと、株式比率が高いことに懸念を抱いていますが、長期間にわたる運用期間なので出来るだけリスク許容度を高くしています。(日本株については岸田内閣の政策期待もあるので、しばらくこのままの水準を維持する予定です。)
これが退職間際であれば、もう少し債券の部分を増やして安全性を担保していかないといけないと思いますが、60歳まで勤めると仮定した場合、まだ10年以上の期間が残っているのです。その期間中に得られる運用益に期待してこれからも地道に時折ポートフォリオを変化させながら大事な資金の運用をしていこうと思っています。
僕自身は、極力信託報酬の少ないインデックス型を選択しています。
一方のアクティブ型については、費用から説明すると、信託報酬が高いことが最大の問題点です。
気がつかないうちに、1%〜2%の報酬を取られているということは決して珍しいことではありません。アクティブ型というのは、人を介して運用する部分が多いので、その分の報酬という意味でインデックス型より費用がかかります。
インデックス型に投資していれば、市場に連動してくれるので大まかな株式の動きさえつかんでいればよいのです。
それでいて、運用成績はというと、実はインデックス運用の方が好成績の場合が多いんです。
費用を投信会社に払う額が多いほど、上手に運用してくれるのではないかと考える人もいます。
結論から言うと、それはあくまでも投信会社の謳い文句であり、結果を補償してくれるものでもありません。
事実、「投資は自己責任で、自己判断。」と髙橋ダンさんが話しているとおり、仮にうまく運用ができていなくても投信会社は責任をとってくれるわけではありません。あくまでも運用している本人に責任が生じているということです。
「運用報告書」「月次レポート」にも必ず費用のことについては書かれてありますので、確定拠出年金のポートフォリオ形成時のポイントにしてみてもいいですね。「費用」を低く抑えて長期目線で運用を行うことが先々の資産形成の鍵となります。
なぜこのポートフォリオなのかというと、
①インデックス運用である。ことと
②商品ラインナップが少なすぎる。
①②の内、特に②についてはどうしようもないというのが答えです。
その中で、値動きの市場連動性や手数料を勘案して今のポートフォリオに落ち着いています。
商品ラインナップには大きく不満がありますが、こればかりは自分自身がいくらそう思っていてもその企業に勤めている限りは変えようがないので、その与えられたラインナップの中で自分自身がベストと思える選択をおこなっていくしかありません。
今の自分自身が取っているスタンスは、年齢の割には少しリスク資産が多めだと思います。
実際、平均的なポートフォリオとしては、100マイナス年齢をリスク資産に振り分けるのがいいと思います。
例えば30歳の方であれば70%をリスク資産へ、30%を安全資産へといった感じでしょうか。
長期にわたって資産形成をする機会のある若い方は、やはりリスクを多く取って将来のリターンへの期待をしつつ運用を行うのがお勧めです。
株価低迷時にも地道にリスク資産への積立を行うことで、将来の回復時に大きな恩恵を受けることになるでしょう。「株が上昇するかどうかはわからない。」という考えの方もいるでしょうが、経済というのは長期目線で見れば右肩上がりを続けています。短期的な目線で物事を捉えるのではなく、長期目線での運用をどうか心がけてください。そうすれば、老後資産を増やすことができると思います。
間違っても「定期」で運用し続けることがないようにしてください。
実際、自分の会社でも新入社員に研修官から「わからないなら定期運用にしておいてください。」といったアドバイスがあるようです。仮にも金融系の会社である自分の会社でもこのようなリテラシーの低いアドバイスをするのですがら、自分自身で商品ラインナップを見て、インデックス運用の商品に分散していくのをお勧めします。最初は掛け金も少ないと思います、でもその時点から先を見て運用を心がけるようにしてください。
リスク資産への積極的な運用を行う練習にも、確定拠出年金はなってくれると思います。
実際年金運用をおこなっているGPIFも、リスク資産への投資を積極的に行っています。興味ある方はGPIFのホームページを見てみるのもいいかもわかりませんね。自分達の年金運用をしてくれている組織でも腰の据わった運用をしているのですから、私たちも十分考えてバランスの取れた運用をして行った方が良いと思います。下記のサイトからGPIFのホームページに繋がりますので、参考にしてみて下さい。
それでは失礼します。
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