「高配当株ポートフォリオを形成して配当所得の柱を作ろう!」と「悪い保険勧誘とは?」

投資

だんだん寒くなってきましたね、ようやく本格的な秋を迎えたと実感します。

今回は「高配当株ポートフォリオ」「悪い保険勧誘」の話をしてみたいと思います。

悪い保険勧誘って何?

金融リテラシーが育っていない段階ではよく保険会社やJAの担当者が「保険」という名を借りた運用収益の悪い投資商品の勧誘にきます。

本来、「投資信託」「保険」は別の商品ですが、それを混ぜ合わせて「貯蓄型保険」というのを組成します。これ、金融機関にとってももはや「収益の柱」になるような手数料をいただけます。

金融機関は3%〜5%の手数料収入!

加入年齢や、保険会社によってもそれぞれ違いがあるのですが、これだけの手数料収入が入ってくるわけです。そのため、金融機関では常に勉強会を開催するなどして知識(販売するためにどこがポイントになるかという知識です。)を保険会社の方々から吸収します。最近はZOOMもありますので、インプットする機会も格段に増加しました。

今、ちょうど外貨建て保険を過去していた人が目標達成し、一旦解約して再度外貨建保険に加入する機会が増えてきています。急激な円安のため目標達成となったわけです。

お客様は喜ぶ一方、再度加入するには円安すぎるとの懸念を抱かれますが、そこは「プロのセールス」ですので、積立利率が高いことなどをセールスポイントにして再度貯蓄型保険に加入していただく方向に持っていきます。

僕

セールスするのは主に若い女性社員です。彼女たちは見た目も小綺麗にしていて清潔感や信頼感を感じます。そんな人から勧誘されたら、男女問わず加入すると思います。

長年金融系の会社に勤めている僕でさえ、後述する貯蓄型の保険に加入しているくらいですので普通の職種の方が加入してしまうのは仕方ないことだと思います。

それを回避するためには下記の方法がおすすめです。

勧誘してくる人に絶対に面談しない!

やっぱりこれに限るのではないかと思います。

悪い意味で人と会うと、

情が働く。

人の表情に騙される。

綺麗な資料をみるとなんとなくその商品までよく見えてくる。

プロはその商品の販売ポイントを的確に理解している。

などの理由で、どうしても加入してしまうという現実があるからです。

そのためにも「会わない。」ことが最大の防御です。

こんな保険に入ってた!

そんなこんなで僕は、最近まで下記の2つの保険を解約するかどうか考えていました。

①農協の生命保険(年払い) 掛金約192万(20年契約で9年間支払済)

死亡時に400万➕特約600万の保険金が入ってくる仕組みでした。

②農協の個人年金保険(月払い)掛金128万(僕が65歳になるまでの契約、トータルの掛金328万となる保険)

65歳から10年間毎年34万=計340万が入ってくる仕組みでした。

見てください!このいかにも金融機関が儲けそうな保険のラインナップを!(決して商品を批判しているのではありません。あくまでも僕の運用方針とは違う趣旨の保険であるということです。)

①については毎年、②については毎月地道に掛金を積立してきました。

保険を見直し、掛け捨て保険に加入

農協の貯蓄型保険を解約することを前提として一つの保険に加入しました。

「保険内容について」

定期死亡保険「かぞくへの保険」(ライフネット生命)

死亡、高度傷害保険金1,000万円

保険期間    30年(少し長く取り過ぎた感があります)

「加入の目的」

加入期間(予定)

自分自身が仮に定年を迎え、子供たちが巣立っていくまではかけ続ける予定。

加入主旨

自分に万が一のことが起こった際、残された家族が困らないようにするための資金補填。

判断基準

「積立式の生命保険は解約した方が良い。」とリベ大の両学長が度々発言しているのを聞き、自分でも保険の内容を調べてみた結果、補償内容も薄く、自分にも家族にも不要な保険と判断するに至る。

僕

まさに投資と保険、混ぜるな危険といった間違った運用をしていました。

加入するときには自分の生活スタイルに合った保険に加入しましょう。

このフレーズを使うと金融マンは諦める

金融系の僕がおすすめする解約理由

「急に資金が必要になったので解約したい。」

「何かを購入するので、保険を解約して資金に充てる。」

などの理由を話すと、この先セールスをするための手元資金が無いということになりますので、セールスマンとしてはとりあえずお手上げといった状態になります。それでも積立式の保険を勧誘するという技がありますので、やはり解約時もできるだけ「人に会わない」ことをお勧めします!

損してでも解約だ!

解約手順について

①解約依頼(電話で淡々と、理由は入り用とのみ返答)

②解約用紙を郵送してもらう

③内容記入の上返送

①②③のステップで、人に会わず解約の手続きを行いました。

*注意点

解約金については、どの金融機関でも指定できるので、決して保険加入をしていた銀行や信金に入金してはなりません。

資金の流れを掴んで的確にセールスをかけてくるのが金融マンですので、極力その流れを見せないことが肝心です。

僕

通帳の流れを見れば、その人の金銭感覚はおろか性格まで読めてしまうことがあります。まさに情報はお金になるといった感じでしょうね。

貯蓄型生命保険の解約金額を聞くと、予想はしていたものの掛金よりも26万少ない166万との返答。心のなかで「めちゃ損する!」と思いつつ、解約用紙を送ってもらうよう依頼しました。

解約決断の根拠

補償の薄い保険に9年も加入し、これからも11年支払ってようやく400万の満期返戻金がある保険です。ここで解約しておかないと、拘束される資金を400万も作ってしまうこととなり、後11年間で得られるかもしれない投資収益を逃すことになると思いました。

解約金で何をするか?

解約返戻金が入金となり、その資金を使って「日本株の高配当株ポートフォリオ」を作ることにしました。

アメリカの高配当株には運用中です。

「配当株」と言えば、アメリカの高配当株(コカコーラ、ジョンソンエンドジョンソン、IBM、エクソンモービル、AT&T、フィリップモリス、ウォルマートなど。)や高配当株ETFのSPYDなどを保有していましたが、短期的には「円安」トレンドが続くこともあり、日本株に若干の「割安感」があると考え、この時期に「日本株の高配当株ポートフォリオ」を形成してみようと考えました。

日本株の高配当株ポートフォリオ組成開始しました!

現在の保有株と事業内容について

①大和ハウス(1925)

(事業内容)特色賃貸住宅、商業施設、物流など事業施設の3本柱。戸建てや内外の都市開発も。配当性向3割超

JT(2914)

(事業内容)特色たばこが事業の中核。M&Aで海外たばこ事業を拡大中。食品・医薬品も展開。飲料事業撤退

武田薬品工業(4502)

(事業内容)特色国内製薬首位。がん、中枢神経、消化器、希少疾患等に重点。巨額買収で世界売上上位10強入り

伊藤忠商事(8001)

(事業内容)特色総合商社大手。非財閥系の雄。繊維や食料、中国に強い。傘下にファミリーマートなどの有力企業

三井住友銀行(8316)

(事業内容)特色傘下に三井住友銀、SMBC日興証券、プロミスなど。3大金融グループの一角、効率性トップ

SBIホールディングス(8473)

(事業内容)特色国内外ベンチャー企業投資、ネット証券、保険、銀行など総合金融業を志向。証券口座数首位

SBIホールディングスと三井住友銀行は同じ金融機関系ですが、銀行と証券会社という種類分けをしています。

劇的な成長期待のある株(グロース株)では無いですが、ある程度完成された法人であったり株主還元に積極的な企業体質を持つ企業(バリュー銘柄)をピックアップし、購入しました。

成長期待の大きい株は逆にそれだけの下降リスクを内包していると言えます。

投資の怖さを知った個別株投資について

昔、個別の株式投資をしていた時期がありました。過去にも触れましたが、私の職業はFX、信用取引、ビットコインなどの仮想通貨取引が禁止されています。それもあり、現物の株取引を積極的に行っていた時期でした。その中で、「ラオックス」という株に注目しました。

インバウンド需要を取り込んで総合免税店と家電量販店という業態を成功させている当社に私は130万位株式を購入していました。その後、インバウンドのブームが去り、「ラオックス」への客足も遠のき、結果どうなっかと言いますと、約100万円の損失を被ってしまいました。

よく調べもせず「雰囲気」で株を購入してしまったことをその時だいぶ反省しました。それからはしばらく「投資」そのものに興味が薄れていたことを覚えています。

僕

大損すると、一瞬で「思考停止」に陥ります。

いわゆる「大損」をしたことにより、自分自身の考え方に一つの「ブレーキ」がかかり、「目が覚めた」感じがしたんです。自分自身に「博才」があるならともかく、その要素は自分自身にはないし、トレンドを見分ける能力も備わってないと思っています。

そんな僕がいくら「投資」のプロに挑んでも、軽く蹴散らされるだけだと思いますし、投資業界に資金を吸い取られるだけだと実感したので、基本の投資をあらためて始めることを考えるようになりました。

それから、両学長のチャンネルで紹介されてある「インデックス投資」「高配当株投資」を実践してみようと決めました。

インデックス投資及び高配当株投資についてはアメリカ株中心に少しづつポートフォリオを構築してきたので、形は出来てきたと思います。

その次の戦略として「日本高配当株ポートフォリオ」を形成しようと考えています。これからも徐々に資産残高を増やして「金の卵」を産むニワトリを育てていきたいと思います。

皆さんも「焦らず、淡々と」投資を継続していきましょう。

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